Corsair K60 PRO TKL OPX White 基本情報
スペック・仕様
サイズ | 359 x 136 x 36 mm |
重量 | 0.73kg |
キー配列 | 日本語91キー |
キースイッチ | オプティカル CORSAIR OPX |
接続方式 | 有線 USB(Type-A – Type-C) |
Nキーロールオーバー | 全キー |
バックライト | ○ |
パッケージ・内容物



- 本体 x 1
- USBケーブル x 1
- 保証ガイド x 1
- 安全ガイド x 1
説明書の同梱はなし。Webから参照する形ですかね。
オプティカルキーボードとは?

「オプティカル」の名の通り、スイッチの仕組みに光信号を使用したスイッチを使用したキーボードです。
オプティカルスイッチ(光学式スイッチ)は、現在ゲーミングキーボードで主流のメカニカルキースイッチと比べて以下の利点があるようです。
- 低遅延
- 高耐久
- チャタリングが発生しない
上記メリットがありつつ、メカニカルキースイッチと同じようにリニア/タクタイル/クリッキーといった特性を持たせることができる…んだとか。なんかすごい!
参考価格
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Corsair K60 PRO TKL OPX White デザイン
前面

フラットなアルミフレームにキーが配置されたデザイン。似たデザインのキーボードに、
「Razer BlackWidow Lite JP Mercury White」があります。
○「Razer BlackWidow Lite JP Mercury White」の記事はこちら↓
日本語配列ですが、かな印字はないのでスッキリしています。
フォントは太めの幅広でかわいらしい感じですね。英単語は全部大文字。
キーランプ

テンキーレスでコンパクトですが、キーランプもしっかりついています。十字キー近くのスペースがうまく活用されていますね。
テンキーレスなのにランプが3つ!?
「Num Lock」なくね?と思いましたが、
「Caps Lock」「Scroll Lock」ともう一つは「Win Lock」とのこと。
「Win Lock」は、Windowsキーなどを無効にすることができるロック機能のようです。
後述のソフトウェア「iCUE」で以下の設定が可能です。

キーキャップ、スイッチ

キーキャップはダブルショット成形になっており、文字が消える心配も低く耐久性があります。
質感はつるつるというよりは、ざらざらした触り心地になっています。
スイッチはCorsair独自の「OPX 光学メカニカルキースイッチ」を採用。
売りはアクチュエーションポイントが1.0mmという短さによる超高速入力。
高速に入力できる反面、ちょっと触っただけで入力されるので誤入力が増える恐れがあります。
購入を検討する際に気をつけたいですね。
タイプは「リニア」です。製品名の「TKL」はテンキーレスのことで、「タクタイル」ではないのでご注意!(まあ「tactile」なのでK入ってないけど!なんか字面がそれっぽく見える気もする)
メカニカルキーボード(Cherry MX)でいうと、「リニア」タイプは「赤軸」「銀軸」「黒軸」など。
○打鍵感
アクチュエーションポイントだけでなく、個人的にキーストロークも浅めに感じました。
残念ながら公称値は見当たらず。
特にロープロファイルモデルというわけではありません。
手元のCherryMX 茶軸(4.0mm)とRazer オレンジ軸(4.0mm)比較した感想なので、3.0mm台でしょうか…(ざっくりすぎー)
※4Gamer.net様のこちらの記事によると、3.2mmのようです。
キー押下圧は45gで一般的な値のようです。
感想としては、かなり軽快に打てる印象ですね。
○静音性
音はスコーンと抜けるような音がします。結構大きめですね。
手持ちのCherryMX 茶軸、Razer オレンジ軸よりも大きいと感じました。
背面

特に特筆すべきことはないカモしれません。
普通にスタンドがついていますし、スタンドにもしっかり滑り止めがついています。

上部

ケーブルは着脱可能で、上部の左側に端子がついています。
今まで使ってたキーボードはたまたまか、どれも端子は右側についていたので意外でした。
どっちが多いんだろう…真ん中についてるのもあるよね。
端子はキーボード側「Type-C」です。モダンだね。
PC側の端子は「Type-A」です。
付属のケーブルはちょっとPC側の端子のささりがゆるいです。
個体差かな?接続切れたりはしてないので今のところ問題はないですが。
ライティング
ライティングはプリセットでもかなり種類があり、カスタマイズも可能です。

上記オンボードライティングで制御が可能なほか、後述のソフトウェア「iCUE」でも制御が可能です。
以下より、プリセットのパターンのサンプルになります。
スパイラルレインボー
レイン
レインボーウェーブ
バイザー
タイプライティング(キーごと)
タイプライティング(波状)
カラーシフト
カラーパルス
カラーウェーブ
単色
オフ
む・・・?オンボードライティングのキーにライティングのオフがない・・・?
そんな・・・まさか・・・
後述のソフトウェア「iCUE」で制御が可能でした。
明示的にオフは見当たりませんでしたが、「照明効果」で照明レイヤーをすべて削除すると、ライティングなしの状態になりました。

また、「ハードウェア照明」で「スタティックカラー」を選択し、透明度を最大にすることでもライティングをオフにすることができました。

ソフトウェアを終了すると、こちらの「ハードウェア照明」設定が適用されるようですので、2番目の方法で対応するのがよさそうです。
ただ、ソフトウェアが終了した状態で再度オンボードライティングでライティングをオンにすると、再度ソフトウェアを起動しないとオフの状態には戻すことができなそうです。
統合管理ソフトウェア「iCUE」
メーカーの統合管理ソフトウェア「iCUE」で、キーマクロやライティング、その他の設定が可能です。
「iCUE」は「K60 PRO」だけでなく、様々なCorsair製品を統合して管理できるソフトウェアとなっています。そのせいかインストーラーは1.1GBと大きめ。
○キー割当て
単純なキーリマップの他、テキストやマクロの設定を行うことができます。

○ライティング
ライティングのパターンや範囲(対象キー)、速度などカスタマイズが可能です。

○その他
その他、WinLock時の動作やポーリングレートの設定が可能です。


ポーリングレートは以下7段階から選択可能でした。
- 125Hz / 8msec
- 250Hz / 4msec
- 500Hz / 2msec
- 1000Hz / 1msec
- 2000Hz / 0.5msec
- 4000Hz / 0.25msec
- 8000Hz / 0.125msec
雑感
インターフェースとかは分かりやすくていいですが、何の操作をするにもレスポンスがワンテンポ遅れる感じで少し操作にストレスを感じることも。
Corsair K60 PRO TKL OPX White おすすめポイント
シンプルかつかっこいいデザイン
シンプルながらも、アルミニウムフレームから高級感やかっこよさを感じるデザインです。
省スペース
テンキーレス かつ 無駄のないデザインで省スペースです。
高耐久
採用しているキースイッチCorsair OPX軸の特徴となりますが、
- チャタリングが発生しない
- キーストローク寿命1億5000万回
でカタログスペック上は競合するメカニカルキースイッチに比べて、圧倒的な高寿命となっています。
実際は使ってみないとなんとも言えないところではありますが…
カスタマイズ性の高いライティング
RGBバックライトを備え、プリセットも豊富ですが専用ソフトウェアによるカスタマイズで様々なライティングを楽しむ事が可能です。
Corsair K60 PRO TKL OPX White いまいちポイント
ブラックモデルとの価格差が大きい
記事作成時点でブラックモデルとの価格差が5000円ありました。(ブラックモデルの方が安い)
機能的に同じで、素材も変わらないはずなので少し割高感があるかもしれません。
おわりに
今回は、以前レビューしたキーボード「Razer BlackWidow Lite JP Mercury White」がチャタリングを起こしてしまっての買い替えです。
以前のキーボードも特に不満はなかったのですが…オプティカルキーボード、いいですね!
まだまだメカニカルキーボードの牙城を崩すほど普及していないようですが、カタログスペック上いいことばかり書いてるので、これから製品が増えていけば流行ってく・・・かな?